動き続ける極東情勢、自衛隊はどう動き、変わっていくのか?

2004年に定められた国の防衛指針である「新防衛大綱」、その中に含まれるのが"島嶼部に対する侵略への対応"である。近隣国に圧力を強め、大きな脅威となりつつある中国の存在。領土に多くの島々を抱える日本、そして日本を守る自衛隊はそれにどう対処するのか。島嶼防衛の可能性を2006年に行われた日米合同演習「Iron Fist(鉄の拳)」や現在開発中のUAVや新型輸送機XC-2、対潜哨戒機XP-1といった各種兵器の紹介、そして下地島、石垣島、西表島といった数々の島々における自衛隊配備の可能性とその方向性を交え、南西諸島の防衛のあり方について探っている。また、陸上自衛隊の隊員たちが日々手にしている89式小銃や5.56mmMINIMI機関銃、対人狙撃銃、84mm無反動砲や01式軽対戦車誘導弾、110mm個人携帯対戦車弾といった小火器や、戦闘時に着用する迷彩服や防弾チョッキといった装備の数々についても詳細に解説。

後半部分においては、日々変わりつつある世界、日本国、そして自衛隊を取り巻く環境を前に、憲法9条や有事法制、特別措置法案といった自衛隊を取り巻く数々の法制がどのような問題を孕んでいるのかといった問題や、新型輸送機オスプレイの配備や普天間基地の移転問題を抱える在日アメリカ軍、そしてその再編プランがどのように自衛隊の防衛戦略に影響するかといった考察や、これからの自衛隊にとって有用とも考えられる、新型輸送車両やCOIN機等といった陸・海・空それぞれにおける新たな装備案の提案を行っている。